SPIRITUAL BEGGARS(スピリチュアル・ベガーズ)のメタルレビュー

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ぬるい。燻ってる。
燻ってるけど、メラメラと静かに確かに燃えてる。
例えるなら低温火傷。
朦朧としながらサイケな幻覚見てるみたいな。
実際、同じメロディのループが多いので擬似酩酊状態になりそう。
ハードパンチ食らって倒れると言うより、地味な地震でグラグラ倒れちゃう感じ。
それでいて単なるストーナーロック/ドゥームメタルじゃなくて、70~80年代のレトロ&骨太で男気なハードロック風味。
そんな他に無い独特の雰囲気を醸し出してるSPIRITUAL BEGGARS(スピリチュアル・ベガーズ)の初期アルバムのヘビロテな今日この頃。

ドゥームメタルっちゅーのは初期ブラック・サバス(BLACK SABBATH)を源流とする『遅くて』『重くて』『暗い』メタルなんですけど、これがある気分の時にはバッチリ嵌る。
まあもちろん純粋なドゥームメタルならもっと他に遅くて重いのがあるンでしょうが、先にも書いたように骨太ハードロック風味でたまらない出来栄え。
初期2作の終盤の曲は特に遅くて重くて暗くて、もうちょっと行ったらお洒落ロックになりそうだけどぎりぎりドロ臭くてマイナーなメタルに留まってる感がたまらない塩梅。

・ヘヴィな洋楽ロック好き
・最近ノイローゼ気味

の両方の属性に当てはまる人はSPIRITUAL BEGGARS(スピリチュアル・ベガーズ)を聴いてみたら良い。
逆に言うとそれ以外の人はマッタク必要ない。
GLAYでもBUMP OF CHICKENでもオリコン載ってる奴を聴いといたらエエのだ。

そうじゃなきゃ今すぐタワレコかamazonで買って来い。
自分で発掘したつもりで聴いてみたら良い。
俺に教えてもらったっていうのは黙ってて良いから。
良いから黙って買って来い。


合掌。

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この記事について

このページは、picketfencesが2007年11月 7日 02:16に書いた記事です。

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