WiLL増刊8月号 田母神俊雄 全一巻

| コメント(0)

WiLL増刊8月号 田母神俊雄 全一巻

という本を読んだ。

これまで田母神氏の著書を
「座して平和は守れず―田母神式リアル国防論」
「自衛隊風雲録」
と読んできたけども、この本は会心の一撃でした。

執筆陣がまた
櫻井よしこ
渡部昇一
中西輝政
潮匡人
小林よしのり
とまたそのスジの人にはたまらん内容。

特に中西輝政の寄稿が痛快で、「田母神論文」を攻撃する魑魅魍魎や、くされマスコミをバッサリやっとるのであります。

論点としては

【1】朝日新聞をはじめとするサヨク系マスコミは
<朝日引用>
こんなゆがんだ考えの持ち主が、こともあろうに自衛隊組織のトップとにいたとは。
驚き、あきれ、そして心胆が寒くなるような事件である。
</朝日引用>

みたいな批判をしとるが、軍人の思想をコントロールするのは共産主義・全体主義国家の発想。
これは民主主義国家のすることではなく、政治将校がいる様な旧ソビエト、中国、北朝鮮に近い。
(これについては、氏自身も著書でそう書いている。)


【2】
<WiLL引用>
第一に、「日本だけが侵略国家ではなかった」という点だ。
~中略~
まさに日本”だけが”侵略国家という烙印を押されているのである。あまつさえ、当時の列強と言われた連合国はどうだったのか。
田母神論文はまさにここを問題にしているのであって、この部分を読まなければ論旨を読み取ったとは言えない。故意に無視しようとしている人は、「東京裁判史観」以外は一切、認めない”守旧派”そのものだといえる。
~中略~
まさに田母神氏が述べているように、他の国がやったからといって日本がやっていいことにはもちろんならないが、しかし日本だけが侵略国家だと言われる筋合いは無いというのは、こういうことなのである。
</WiLL引用>

まさにその通りで、日本の歴史家や政治家やマスコミはなぜこの点を無視するのか、という事をズバリ。
相対化して考えると、日本のやった植民地支配って欧米列強のソレと比べると”植民地支配”とは言えないほど穏当なものだったよね。
なぜこの事実を言っちゃいけない事になっているのか。


【3】
<田母神論文結論部分>
歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。
</田母神論文結論部分>

後は読んでみてください。


合掌



コメントする

この記事について

このページは、picketfencesが2009年8月11日 01:58に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「警視庁捜査一課特殊班、気まずい二人」です。

次の記事は「続・WiLL増刊8月号 田母神俊雄 全一巻」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。