朝日新聞とニュースの見方、沖縄集団自決編

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夜中テレビをつけていて、たまたまテレビ朝日の「テレメンタリー2007」という番組を見かけた。

今回のその内容は、沖縄戦の集団自決問題を取り扱った内容で「ゆがむ沖縄戦11万の声」というものだった。
県民大会は「11万人」も集まってないと数々の指摘があるにもかかわらず、タイトルに「ゆがむ沖縄戦11万の声」としていたり、ナレーションで何度も11万人と説明するあたりいかにも捏造好きなテレ朝らしいが、その内容は更に噴飯モノでした。

テレ朝的にはどうあっても「集団自決は日本軍が強制したもの」と位置付けたいらしいが、紹介する内容を見る限り、それのどこが強制なの?とツッコミを入れたくなるものばかり。

テレ朝、というか朝日新聞も「強制」では押し通せないと気づいている様子で、ひたすら「関与」と言う言葉を連発しとるのよ。
つまり、関与があった=強制した、というロジックやね。
いつもの調子で、論点をスライドさせてるのよ。


まず、事実として、日本兵が住民に手榴弾などの武器を自決用に手渡した、という事はあるだろう。
でもそれは米軍に暴行・リンチされて辱められて殺されるより、いっそ自分でこれ使いなさい、という善意からの「関与」なわけでしょ?
現代の価値基準からしたらドーだかワカランが、少なくともその時代の日本人からしたらそうでしょう。
現にそれ以前に、日本人が中国兵に極めて残虐に虐殺される「通州事件」があったじゃない。
それ以降にも、満州に攻めてきたソ連軍にむちゃくちゃ暴行されてるじゃない。
(しまいにはシベリア抑留、北方領土も強奪するほどの徹底振りで)

それぐらい、当時の日本人は外国人に対する恐怖心があったわけでしょ。
それを現代の価値基準で計るなよ。
なんでその関与が「強制」した事になるの。


教科書が書き換えられた!などと叩いているが、この修正にしても日本軍が「強制」したように書かれていた部分の修正であり、「関与」があったという記述の修正はされていなかった訳。
それをあたかも「関与」の部分の削除まであったかのように報道するうえに、「いや、関与ならあった」と反論する者には

関与があった ⇒ 強制があったって事じゃないか!

と論点をスライドさせていくわけ。


確かに集団自決が起こったのは悲しいことだし、戦争だって無いほうが良いに決まってるが、だからと言ってこの論点のスライドさせっぷりは間違ってると思うね、俺は。

合掌

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このページは、picketfencesが2007年11月11日 02:38に書いた記事です。

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