ARCH ENEMY(アーク・エネミー)のセルフカヴァー・アルバム「The Root Of All Evil(ルート・オブ・オール・イーヴィル)」のレビュー

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ARCH ENEMY(アーク・エネミー)のセルフカヴァー・アルバム「The Root Of All Evil(ルート・オブ・オール・イーヴィル)」を買った。

初期の1~3枚目のアルバムからの選曲ですが、日本以外のファンは初期の曲をほとんど知らないからだそうな。
実際、日本以外でのライブで初期の曲をやると「この曲は何だ?」てな感じで静かになったりする事もあったそうな。
これにウルトラ名曲のFields of Desolationが入っていれば初期からのベストアルバムとして通用しただろうけど。

サウンド自体はソリッドでタイトな感じでカッチリまとまっていて、初期頃の(特にファーストアルバムの頃の)デスメタルらしいアングラな雰囲気のデタラメな荒々しさは無い。
(今時あんな音で、と言う方が無茶だろうけど…。)

そんな訳で、今までARCH ENEMYを聴いたことがなかったフツーのメタルリスナーでも聴ける内容だろうし、アンジェラ嬢のファンも納得かもしれない。
しかし俺みたいな、初期3枚目(特に1、2枚目)までの美と醜、アグレッシブさと泣きメロこそがARCH ENEMYの真髄なのドァ~!
と思っている古いファンには、今のARCH ENEMYを知る企画盤ぐらいの意味合いしかないのかもしれない。
曲自体が良いから、それでも聴いちゃうのだけどもね。

Bury Me An Angelはやっぱりカッコ良かった。


合掌

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このページは、picketfencesが2009年10月 4日 21:59に書いた記事です。

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